SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS 超便利そうな高倍率ズーム、これを試してみたくてX-T5を用意していました
外箱は今まで知っていた白黒印刷ではなく草色的なECOに配慮したシックな箱で、Artレンズのたいそうなポーチではなく薄手のポーチも付いていました、どちらにしても使わないけど
ズームリングは引っ掛かりはありませんがレンズだけでは思いっきり硬めで装着してみると心持ちましに感じましたがやはり硬く微調整はしんどいレベル、方向も慣れ親しんだNIKON・FUJIFILM・SONYとかとは逆なのでこれも慣れが必要かなと思いました
室内で試したときは、コントラスト低めの被写体にはAFの合焦確率が特にテレ側で良くないという印象でしたが、使うのは屋外日中光量多めが大半なのでそれを確認しないと判断はできませんので雨も止んだタイミングで近くの公園で試し撮り
16mm・F8 ワイド側での周辺は絞っても少し甘めですが等倍拡大しない限り個人的には気にならないレベル
300mm・F8 X-T5手振れ補正は優秀です
16mm・F8
16mm・F11 少し陽が差して来ました
重要被写体の花を、APS-Cで暗めなのでボケは控えめですが質は良い感じ
16mm・F3.5
92mm・F8
278mm・F6.7
67mm・F5.6 これよりまだ寄れますがすでにレンズの影が入っています、F5.6は71mmくらいまで
172mm・F6.3 F6.3はこの辺りまでこれ以上はF6.7
300mm・F8
非圧縮RAW撮りでDNG変換後Lightroom6.14で現像、レンズプロファイルはEマウント用のものがcamerarawにありますがあててみると思いっきり歪んだので内蔵のままです、撮った時間の後半は日差しがありましたが前半は薄曇りだったので明瞭度とシャープネスをほんの少し上げて現像しました
屋外では心配されたAFの合焦確率もよく静かで遅くはありませんがテレ側で鳥とかの動体には不向きな感じで当然ながらAF性能はXF90mmには及びません、倍率0.5の70mmはワーキングディスタンスがほぼなくなりフィルターにあたるくらいまで寄ることになるのでレンズの影を考慮する必要があります
レンズ側での手振れ補正ON/OFFは無くX-T5では手振れ補正をOFFにするとレンズ側もOFFになるみたいなのでレンズだけの手振れ補正能力は試せませんでした
1時間強で180枚ほど撮り、花で数枚AFずれがありましたが風の影響もあったのでほぼ満足、大きさ重さはX-T5がT2やT3よりグリップが少し良くなった分個人的にはギリ範囲内ですが、テレ側換算450mmまでではなく200~300mmくらいまでにしてもう少し明るく軽くなるのが理想です、しかしタムロンの18-300mmに対抗するには仕方がないのでしょう
ファーストインプレッションとしては、とことん作品レベルまで追求しなければ換算24mm始まり・寄れる・解像感も良くてほとんどのものが平均以上に撮れてこれ1本で賄える非常に良い高倍率ズームレンズというところです